【終了】ベトナム 税務調査セミナー<指摘されやすい取引トップ20> 北部3ヵ所開催
7月19日、20日、21日にべトナム北部のハノイ、フンエン、ハイフォンでベトナム税務調査セミナーを開催しました。
合計54名の現地社長、駐在員様にご参加いただきました。
<開催場所>
2016年7月19日 タンロン工業団地
2016年7月20日 タンロンⅡ工業団地
2016年7月21日 野村工業団地
<セミナー内容>
・講師自己紹介(べトナム在住6年、120社を超える日系企業を支援)
・べトナム税務罰金は4倍返し!
・講師の所感
1.指摘され易い項目、担当官が注目する取引には傾向がある
2.税務リスクの「認識」こそ税務リスクマネジメント(チェックリストが有効)
3.法令改正よりも基本論点を押さえる
4.税務調査で指摘ゼロはあり得ない、社長の役目は「サプライズ的に大きな追徴をされないこと」
5.一番の節税は、原則通りの申告!
6.節税欲の強い会社ほど法令を知らない
7.何事もシンプルが一番に!
・指摘されやすい項目源泉20
(出張者、技術支援料、輸入材料差異、ロイヤリティ、移転価格、優遇税制、みなし所得税控除等)
・税務署へのおもてなしどうする?
・あるべき税務リスクマネジメント
・クラウドを使った税務リスクマネジメント
<参加者感想>
・企業目線の内容、話に感銘を受けた。
・ポイントを絞ってくれたので経理にうとい自分でも理解でした。
・資料が明確で、講師の話もよかった。
・出張者の個人所得税については自分も気にしているところだった。改めて気を付けようと思った。
・毎度完結・シンプルにポイントを分かり易く説明してくれて有難うございます。
<講師講評>
マナボックスの永井です。
先週は税務セミナーにご参加いただきありがとうございました!
3ヵ所で合計54名の方にご参加いただき、無事完遂することができました。
限られた時間でポイントを絞った内容だったので、中には「物足りない、もっと深い話が聞きたい」「時間が短い」と思われた方もいらっしゃったかと思います。
アンケートの内容を踏まえ謙虚に継続的カイゼンをしていきたいと思います。
さて、
「言語も違う」
「法令も不透明」
「担当官の裁量の余地が大きい」
経理が専門でない駐在員様にとって、「ベトナム現地法人の税務をマネジメントしろ」と言われても、まさに嵐の中のジャングルの中にいるような感覚ではないでしょうか。
今回は、私なりにそのような中でもご利用いただける「コンパス」、「指針」、「拠り所」のようなものを皆さまに共有したい、そんな思いでお話しさせていただきました。
専門用語でいうといわゆる「リスクアプローチ」というものです。
リスクアプローチとは①リスクの高い項目(税務調査で指摘され易い項目)を認識し、②リスクの高い部分にはよりリソース(時間や注意)を配分することですね。
今回の内容でいえば下記の図がリスクアプローチ図です。
これをイメージできたら、それはつまり、ベトナム税務のリスクアプローチの土台は習得できた!ということです。
決して難しいことはありませんね。
そして、リスクアプローチによる効果はリスク、問題を回避するってだけではありません。
限られたリソースを重点的にリスクに対して配分することで、「残りの時間をもっと大事なこと、付加価値の高いものに使える」ということです。
つまりみなさんがより本業に時間を使えるんです。
「税務リスクを抑えるため、、、、」と考えると腰が重くなる方も、「本業に使える時間が増える」と考えると気が進みますね。
税務は面倒だなーっと思っている方こそ、ぜひ体系的、理論的に税務リスクをマネジメントすることをお勧めします。
もっと大事なことところに時間を投資するといいことが待ってるかもしれませんね。
今回のセミナー内容でご質問あればお気軽にいつでもご連絡下さい。
また、来月か9月には内部統制、不正についてセミナーを開催致します。お時間ゆるせばこちらもご参加下さい。
<最後にちょっと弊社サービスについて宣伝を。>
弊社では実務に基づいたリスクアプローチによる税務レビュー、レクチャー、チェックリスト作成のサポートをしております。
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また、さらにさらに、本社も含めたグローバル税務リスクマネジメントの仕組みを構築したいとお考えの方にはクラウドを利用した方法をご提案致します。
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