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実績紹介

経理部のレベルアップのため、人材育成が必要。 そんな中、経理スタッフのスキル評価及び強化ツールとしてkipテストを導入

導入事例:HAMADEN VIETNAM CO.,LTD
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会社名 HAMADEN VIETNAM CO.,LTD.
本社経理室 深谷 敬一
従業員数 2,000名超
業種 製造業
業種詳細  自動車部品製造

経理部のレベルアップのため、人材育成が必要。
そんな中、経理スタッフのスキル評価及び強化ツールとしてkipテストを導入

浜名湖電装株式会社の海外拠点であるハマデン・ベトナム社「HAMADEN VIETNAM CO.,LTD.略称:HDVN」。2008年にハノイ近郊に生産工場として設立、現在の総従業員は2,000人超。
本社経理室の深谷氏は、現地の「経理体制のレベル向上」というミッションのもと2015年からベトナムに駐在。そのような中、
「経理実務テストKip」を導入した経緯は?また、その効果は?その答えについて深谷氏に聞く。

ここがポイント!

1.会計・税務のスキルを客観的に評価する“モノサシ”として活用。

2. OJTを補完する育成ツールとして活用。

3.経理メンバーへのスキルアップの動機付け、目標管理として利用

経理実務テストkipを導入した 背景と経緯は?

日本には日商簿記をはじめ、経理スキルを客観的に図る試験がたくさんあります。しかし、ベトナムではなかなかそのような試験を見つけることができませんでした。
自社のスタッフには、役職に応じた経理、税務スキルはあるのだろうか?他社と比較して、レベルは相対的にどうなのか?という点を知りたいと思いました。
いわゆる“モノサシ”ですね。そんな時にkipの存在を知りました。そこで、経理スタッフのスキルのレベルを客観的に評価するために、kipテストの導入を決定しました。
私は現在、ベトナム現地の経理体制のレベル向上のミッションのために駐在しています。例えば、決算業務でミスが起きないような“仕組み作り”です。決算前に重要な検討事項を洗い出したり、間違いを防止、是正するチェック体制を構築したりですね。その“仕組み”は、徐々に機能しているところです。
しかし、いずれ私がいなくなっても問題なく、さらにレベルアップして機能するためにはやはり現地の人材がもっとレベルアップしていくことが大事です。
「言われたことだけやる。それ以外はやらない。」のではいずれもとにもどってしまいます。経理検討事項を自ら考えられるような人材育成が必要ですね。

kipテストの受験対象と教育上 の位置づけは?

今回は、合計12名にkip試験を受講してもらいました。チーフアカウンタントからスタッフまですべての階級です。

職階が高い人ほど点数が高いという分布になっていましたね。人によって、期待される点数よりは少し低かった人もいます。「初めてのテストで時間が足りない」という意見が参加者からありましたね。
今後は、勉強会も実施していければいいと思います。自分が担当している業務以外も学べOJTでの教育でフォローしきれないところも勉強できるのではと考えています。
私自身も、日本で定期的に勉強会を開催していました。勉強会は、参加者はもちろんのこと講師側のスキルアップになるんですね。“教える”というのは深く理解しないとできないです。ベトナムでも勉強会を通じて参加者のみならず教える側のマネージャクラスの人材のさらなるスキルアップも出来たらいいなと思っています。

kipテストを受験することで、 どのような効果がありましたか?

いい意味でみんなで競わせて経理・税務のスキルアップにつながると思っています。自然な動機付けですよね。実際にテスト後、点数を隠さずみんなで言い合ってましたね。

ベトナム人はみんなオープンなんですよね。
また、kip試験によると個人毎に経理、税務の強みと弱みが一目でわかるという点もいいですね。
例えば、kipのスコア表をみると個人別に経費関係の処理は得意だけど、税金がすごく苦手というのがよく見えるんです。
また、各ポジションごとに期待される点数とのギャップもわかりますね。マネジメントするチーフアカウントならこれくらいの点数、その下のスタッフならこの点数はとってほしいなあという指標もわかります。

kipテストを今後どのように活用 していきたいですか?

目標管理として利用したいと思っています。定期的にkipを受講し、不足している会計、税務知識に気づいてもらい、それに向かって個人毎に年間の目標を決めてもらう。その目標に向かってスキルアップしてもらうという感じですね。例えば、固定資産業務が弱く、今年はそれをマスターしたいという場合には、目標を定めてもらいそれに向かって勉強を継続し、再度テストを受けてもらって評価するというような形です。kipテストは、スキルアップの必要性に「気付く」重要なツールになると考えています。
また、担当業務のローテーションにも利用したいですね。現在、一つの業務について一人にまかせっきりではなく二人以上が対応できる“仕組み作り”をしています。Kipであれば業務をまかせる上で、十分な経理・税務の知識があるか確認できますね。